1940s` Art Deco Porcelain Stand Lamp

メンテナンス内容:
・全体のクリーニング
・分解&各部磨き
・ソケット分解&クリーニング
・コンセント電線交換
・ベース取り付け
・通電チェック&点灯チェック


クリーニング前


本来は壁や天井に取り付けて使用する物ですが
一部破損がある為、スタンド型へカスタムします。

併せてソケットのクリーニングやコードなども
取り付けていきます。



シェード固定箇所の内1箇所が破損していますので
壁などに取り付けた際にシェードを固定するのが
危険な為、スタンドへの加工となります。




完成はこの形になりますが、ベースの雰囲気も合わず
コードもこのままでは通りませんので加工をします。






まずはコードの通し穴です。
今回使用しているベースは縁に加工がされていて平では無いので
穴あけ位置が重要で尚且つ厚さがコードよりも若干厚い程度の物を使用してい為
難しい加工でしたが、デザインはぴったりでした。



次は塗装なのですが、本体は1940年代頃の物ですので
その雰囲気に合わせる加工と塗装をします。

まずはベタ塗り塗装。
ここは本当にベタ塗りをします。
雑に塗るぐらいが丁度良いです。



乾くのを待って表面の塗装を剥がします。
ここで完成の表情が決まるので、とても重要です。




最後はワックスで自然なツヤ感を出し
長年使われ塗装が剥げた状態を再現しています。




このタイプの照明はソケットの交換が出来ない為
オリジナルをそのまま使用します。

その為に分解してクリーニングと磨きを行います。





ソケットクリーニング前

全体的に汚れがあり接点の反応も悪そうです。






ソケットクリーニング後

汚れも無くなりスイッチの動きもスムーズです。






コンセント部分のコードもかなり劣化していましたので
新しく交換します。

今回コンセント式の為、単線では無くより線を使用しています。



完成。

点灯した画像は商品ページにございますので、是非ご確認下さい。
商品ページはこちら→SL-19 Art Deco Porcelain Stand Lamp"P&S"